東洋一と謳われた板張りの屋外コート、きりっとした曲線
の石造りの支柱。周りの木陰に映えて美しかった。
石段で見ていると、コートに呼ばれた
「リングに向かって投げてみろ」
思い切り放ったシュートは見事に入った。
甲南中学一年生の春。
キュ・キュとシューズが床にこすれる音が好きだ。
バスケットが好きである。
蟷螂の斧といわれようとも…
今でも、懸命にコートに立つ。
下記PDFファイルにて閲読可能です。
随筆 “三十三年ぶりの邂逅” 兵庫県医師会報 平成十三年二月号より抜刷